会長 岡﨑 敏雄
新年のご挨拶
令和6年 皆様新年あけましておめでとうございます。
関西地方本部会員の皆様、日頃お世話になっております商社メーカーを含む賛助会員の皆様、昨年同様に本年もどうぞ宜しくお願い致します。
新型コロナウイルスの発生から4年余りが経ち、政府は新型コロナウイルスの感染法上の分類を昨年5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げ、海外からの観光客も増加しつつある今日この頃ではありますが、私達を取り巻く環境はどうなのでしょうか。いまだに世界的な物価高騰による市場経済の乱れ。国外におきましては、ロシア、ウクライナ、イスラエル、パレスチナ等の紛争など国内外を問わず、人々の暮らしに大きな影響を及ぼす事態も懸念されています。
さて、私達が従事するサービス業界は今後どう推移して行くのでしょうか、もともとこの世界は離職率の高い業種でありました。それに輪をかけ4年余りのコロナ禍も大きな要因となっていると思われます。“人手不足”今日私達飲食業界では、多くの企業間でささやかれている言葉です。
特に若い人達スタッフが不足しているという声が多い。
2025年の関西万博も控え、更に深刻化してくるのは必至だと思います。何故若いスタッフが減少して来たのでしょうか。賃金が低い、休みが取りにくい、仕事量が多い、責任感を押し付けられる等さまざまな原因があると考えられます。要は自由が少なすぎるというのが大きな要因ではないでしょうか。
もう精神論だけで働いた昔では無くなったのです。我々の司厨士協会においても、正会員の減少という、大きな問題に直面しています。今年から協会主催の料理コンテストは、技術研究部の案で参加者をイタリア料理、スペイン料理等に従事しておられる方々にも参加して頂ける様、門戸を広げ開催してまいります。新たな会員を獲得するのは簡単な問題ではありません。各種行事の中にも一般の方々にも自由に参加して頂きたい。その中の会話で司厨士協会というものを理解して頂く様に努めていきたいと想います。
また、平素お願いばかりしている賛助会員の方々とも意見をお聞き出来る場を1回でも多く親交を深めてまいりたいと考えています。
本年も気持ちを新たにして真剣に取組む所存でございますので、変わらぬ御指導を賜りますようよろしく申し上げます。
本年も皆様が御健勝で御多幸でありますよう心からお祈り申し上げます。